『…そうなんだッ。きっとハルカ大好きだった俺がー、ん~…どっかから来たんだッ。ハルカの心の中に入ったんだッ…』


「…え~?どこから来たの?」

『…知らないケド。』

「適当に言ったわね?」


ワン…
『…どーせ…似てないもーん…。う~…でもハルカの犬竜だもんッ。俺、ハルカ守るんだもんッ…。うぅ…』


「…あはは、泣いちゃった。」


『…うわぁあん。キースぅうぅ!ドコに居るのぉーッ!?ハルカが苛めたーッ!…ぇぐ。キースが居たら慰めでぐでるのにぃ~…』

「あはは!キースってば、何だかんだ言っても、コンに甘かったよねー?」


『…ぇぐ。キースは俺の味方だぞッ。男同士のお約束した仲だもんねッ!ふんッ!』

「ダメッ!あたしのっ!あたしのキース取らないでよっ!」


『…ダメッ!俺のッ!』

「あたしのだってば!キースとあたしは仲良しだもんね!男同士の約束だって、結局あたしにバラしたじゃん!もう嫌われちゃったんじゃな~い?」


『…だってッ!「チュウ」だよッ!?うわぁあぁん!俺のハルカ、取られたーッ!!』

「あははは!欲張り…」