「…残されたエマが、ユラを想って歌った内容…?本当にそれだけ?…それだけじゃないんじゃないかな!?」

『……知らないもんッ。』


「――そうだよ!絶対!エマも何か知ってるんだ!何か隠されてる、この歌!今度エマに会ったら聞いてみよっと!」


『……うぅ…「知らないもん」攻撃がハルカに通じないぃ…』



「もぅ、コン。さっきから何を拗ねて……あれ?何で泣きそうなの?コン。」

『――…ヒドイッ!』


「だって、コンったら真面目に考えてくれないんだもん。すぐ脱線するし。」

『…ヒドイッ、ハルカ!一緒に考えてって言ったのハルカなのにッ!?俺だって頑張って考えたもんッ!その結果、俺がプリチ―なんだもん。なのに、ハルカ構ってくんないんだもんッ!ぶーッ!』


「あはは、意味分かんないよ?」

『…むぅ。分かるもんッ!』



「…光、楽園、導く、生まれた意味、時空、星の記憶…。んー…」

『ようはー、秘密だらけって事だろッ!?ムツカシイ事、嫌いだいッ!!』