「理杏君も小さい頃の記憶ないんだね~。しかも養子って!美優と同じじゃん。」 そのやり取りを聞いていた綾は一緒にお弁当を食べていたミユに話しかけた 「…うん。そうだね。」 偶然にも同じく義父義母に育てられて、同じく幼少期の記憶がないミユと理杏 そして羽根を持つ者と持たない者 それがミユにとって暗い影を落とす事になるとは今のミユには知るよしもなかった