「ガンダムのビデオみに!」

「はぁー?!あんたもビデオみにいくの??」

「うっわ、おまえもかよ」

「べつにいいじゃん。」

はぁーっとため息をついてから

急いで階段を降りる私と優嘉。

「なんのビデオみよっかな~??」

私が選んだビデオは"タッチ"

なんでかはわかんないけど

たぶん、慶太に子供っぽい面を見られた

なかったからだと思う。

あー、これだから慶太と遊ぶのは嫌だった

のにぃ・・・

早くこの時間終わんないかなぁ??

――――3時間後

「帰るよ!」

「うんっ!」

やった!やっと、帰れる~!!

「べーだ」

慶太が私に舌を出す。

「べー!」

私も慶太に舌を出し返してやった。

本っ当嫌い、嫌い、大っきらい!!

そう思って私は車に乗った。


それから私は4年生まで

慶太と逢うことはなかった。