「久しぶりぃ」

お母さんが手を挙げながら

慶太のお母さんに言う。

「おっ!祐ちゃん!!ひさしぶりぃ!波留嘉ちゃんもっ!」

「こんにちわぁ!」

元気にあいさつする私。

・・・ってか慶太は??

まぁ、いいや、と思いながら

私は部屋の隅でゲームを始めた。

「慶太なら2階にいるよー!」

数十分後慶太のお母さんが私に言った。

「波留ぅ、ここにいるのも邪魔んなるだけ

 だからさ、優嘉連れて慶太と遊んでこっ!」

「はぁーい・・・・・・」

しぶしぶ優嘉と手をつなぎ、慶太の元へ

向かう私たち。

         * * * * * 


「2階ー・・・ここかぁ
 
 あ、いたぁ!」