ホスト 神

透を預かっている事を、喜恵に伝えて下さいと言って電話を切り、そのまま俺もソファの上で横になった。



何回目かのインターホンに体が反応し、眠い目を擦りながら玄関に歩いていく。



「すいません寝てましたよね?透がこちらに居るって、美月ネエに言われたので…。」



喜恵の顔を確認した俺は、何も答えず走って洗面所に行って顔を洗った。


タオルで顔を拭きながら、玄関に戻る。



「まだ透は酔い潰れて眠ってるから上がって。」


少し焦っている俺の姿が面白いらしく、喜恵は音を立てずに笑いながら俺の後をついてきた。



喜恵は透を見つけて枕元に駆け寄ったが、透は鼾をかいてグッスリ眠っている。



冷蔵庫からウーロン茶とグラスを二つ持って、リビングのソファに座った。


「あと半日は起きないよ…余計なお世話だと思うけど、弟を過保護にするのは止めた方が良いと思うよ。」