オレンジに全塗装され、地面にマフラーが着きそうなオデッセイが[谷口医院]の前に停まる。それと同時に、ジュンに後部座席のドアを開けてもらい乗り込んだ。
ドライバーはシンジ。そんなに硬くないシートの筈だが、小さな小石にタイヤを乗せただけでも、全身に落雷のような痛みが駆け抜ける。全身満遍なくやられたお陰で、体は熱を持ってパンパンに膨れ上がっている。
…痛みに気を失いそうだ…今の俺を支えているのは気力のみ。
「シンジ、安田病院だ。」
「いや…陽子の家に行ってくれ。」
ジュンが助手席から勢いよく振り返り、唾を飛ばしながら俺に叫ぶ。
「お前バカか?そんな体で行ける訳ねーだろ。」
「…それは俺の理由で…陽子には関係ない。一言だけでも謝りたい。」
ジュンは呆れ顔で前を向き、隣で運転しているシンジに、陽子の家迄の道順を説明し始めた。
道路の継ぎ目や小石の衝撃で、何度か気を失いそうになりながらも、何とか意識を保ったまま陽子の家の前まで着いた。
…こんなに車に乗っている時間を長く感じたのは初めてだ。
ジュンが先に車を降りてドアを開けてくれ、そのまま肩を貸してもらいながら、玄関の前まで一歩一歩ゆっくりと歩く。
扉の横にあるインターホンを、ジュンに押してもらう。
ドライバーはシンジ。そんなに硬くないシートの筈だが、小さな小石にタイヤを乗せただけでも、全身に落雷のような痛みが駆け抜ける。全身満遍なくやられたお陰で、体は熱を持ってパンパンに膨れ上がっている。
…痛みに気を失いそうだ…今の俺を支えているのは気力のみ。
「シンジ、安田病院だ。」
「いや…陽子の家に行ってくれ。」
ジュンが助手席から勢いよく振り返り、唾を飛ばしながら俺に叫ぶ。
「お前バカか?そんな体で行ける訳ねーだろ。」
「…それは俺の理由で…陽子には関係ない。一言だけでも謝りたい。」
ジュンは呆れ顔で前を向き、隣で運転しているシンジに、陽子の家迄の道順を説明し始めた。
道路の継ぎ目や小石の衝撃で、何度か気を失いそうになりながらも、何とか意識を保ったまま陽子の家の前まで着いた。
…こんなに車に乗っている時間を長く感じたのは初めてだ。
ジュンが先に車を降りてドアを開けてくれ、そのまま肩を貸してもらいながら、玄関の前まで一歩一歩ゆっくりと歩く。
扉の横にあるインターホンを、ジュンに押してもらう。


