ホスト 神

…ダメだ…耐えきれなくて化粧室に逃げ込んだけど、涙が溢れてきて止まってくれない…。



「由美ちん大丈夫?」



チハルが私を心配して、化粧室に来てくれた。



私は涙を指で軽く拭って振り向いた。



「何が?全然大丈夫だよ。さっ戻って飲も!」


チハルは、私を息の詰まりそうな悲しい顔で見つめてくる。



「…由美ちんマスカラ涙で取れてるよ…神君なら、話せばまた一緒に住んでくれるって。ね?そうしよう?」



私は黙ってうつむいて首を横に強く振った。



もう…これ以上神の重荷に、足枷にはなりたくない…。


「…今まで神にはいっぱい助けてもらったもん…これくらいしなきゃ…それに、此処に来るまでチハルの家でいっぱい泣いたから、涙なんてもう出ないよ…。」