ホスト 神

「は？」



「だからっ！あの掲示板に神君と一緒に写ってた子が、今［fly］にいるって書き込みされたのよ！本当に今その子いるの？」



俺は由美の方を振り返った。



さっきから気になっていたチハルの携帯を取り上げる。





…チハルの携帯は、あの掲示板に繋がっていた。



俺は美咲との電話を切り、チハルに顔を近づけた。


「チハル！これはどういう事…。」



「あ！やっぱり居たわよこの女！」



声のする方に目をやると、怒り狂っているナナエを先頭に、キャバ嬢軍団が慧さんの制止も聞かずに大テーブルに歩いてくる。



「三人共何にも喋らないでね。」



俺とジュンと月矢だけ、微かに聞こえるような小さな声で由美が話した。



いつもは店の違うキャバ嬢どうしで揉めているくせに、今日はガッチリと纏まってこっちに向かってくる。



「ちょっと！アンタどういうつもりなのよ！！」