ホスト 神

「うるせぇジュン!離せ!離せ!」



もうジュンに止められても俺は止まらない。



「……………………!」


月矢は俺の前で謝っているような格好をしているが、俺にはもうどんな言葉も耳には入ってこない。



「信太郎!テメェー何考えてやがんだコノヤロー!」



俺の目付きは、[RED・STA]最盛期の頃の目に戻っている。



もうジュンに抑えられても止まらない。



それを感じて他のホストも止めに入るが止まらない。



「………………!」



ハルさんが俺と月矢の間に入ってきて何か喚いている。



…それでも俺の耳にはどんな言葉も入ってこない。





…なんか…この感覚懐かしいな…。