ホスト 神

その瞬間ハルさんは突然顔を上げ、鋭く俺を睨んだ…目に涙を溜めている…。



目に涙を溜めているとはいえ、ハルさんの眼孔は鋭く、普段の優しいハルさんの面影は一切無い。


背中にゾクッっとした冷たい物が走る…言うなれば鬼の形相…俺は咄嗟に五年前の事を思い出した。





「テメェ…さっきから誰に向かって吠えてやがる。昔みたいに地面に転がすぞ?」





心の奥に怯えを感じたが、ハルさん俺はお互いの胸ぐらを掴みあった。





「ちょっと!二人とも何やってんスか!」



声のする方を見ると、ドアの所に[fly]のホスト全員が集まっていて、俺とハルさんを全員で引き離す。