ホスト 神

俺はハルさんの気持ちも、美月さんの気持ちも分かる…だがいざこうなってみると…何だか胸に大きな痼りだけが残ってしまったような気がした…。





俺はその日、何も考えなくて良いようにひたすらボトルを空け続けたが…幾ら飲んでも酔えなかった…龍一のロレックスを思い出して…。





夜のミーティングも半分以上、何処か上の空だった。



ハルさんも勝負の事は何も語らず、何事も無かったようにミーティングを終えた。





♪♪♪♪♪



電話だ…何だろう…気持ちが沈んでいるからか、何時も聞いている筈の店の電話の音も、心なしか…悲しく聞こえた…。





「悪い。義人電話出てきてくれ。えぇ〜っと…何処まで話したっけな…あぁそうだ!今日の売り上げ一位は…。」