ホスト 神

大田原辰雄か…俺はそう呟きながら、換えのシャツに着替えて事務所を出た。





ドアを閉めるか否かの刹那…フロアからは怒声と罵声の入り交じった大声が響き渡る。





俺が急いでフロアに行くと、入り口の所に瑞希と家康が、月矢と龍一派の奴等に囲まれていた。



「落ち着け!お客様がいらっしゃる前だぞ。」



声がする方を振り向くと、騒ぎを聞きつけて降りてきたハルさんだった。


「お客様方お騒がせして申し訳ありません。お詫びと言ってはなんですが、本日はウチの方でボトルを一本サービスさせて頂きます。」





「いやぁ〜代表ってのはこう有りたいですねぇ!流石は元ウチのナンバー1って所ですか?」



その声の主を通そうと、徐に(おもむろに)家康と瑞希が道を開けた。