ホスト 神

まぁホストをやっている事を隠したい奴は、住所が違うくらいよくある話しだ。



そういう奴や金が無い奴の殆どは、[fly]の用意している寮に入る筈何だけど…。



だがそうなると慎悟の身が心配だ…昨日休みだったしな…。



ピンポーン。



玄関のドアを開けると、如何にも元気そうな慎悟が立っていた…良かった…怪我しているようには見えない。



「いやぁ昨日は休みだったんですけど、何か進展があったか気になって…。」



俺は丁度良かったと思い、リビングに慎悟を通した…ドアを開けて部屋に入った時、ネルが此方を見た…そして一瞬でその表情が変わった。





「タツキーー!」



憤慨を露わにしたネルの蟀谷(こめかみ)付近には、十字型の血管が浮き出ている。