ホスト 神

［blue］オープンまで後四日…俺は夜９時過ぎぐらいに出勤した。



店内を軽く見渡すと、ネル達が月矢や凪のヘルプとして付いている。



昨日の美月さんの教育が効いているのだろう、初めてにしては緊張しているような素振りも無く、完全に聞き役に徹していた。



ネルに至っては、その片言の日本語と子供のように無邪気な笑顔で、指名が付きそうなぐらい。



…ん？何時もジュンの脇にヘルプとして付いている、慎悟の姿が無い…今日は休みか。



俺は同伴してきた樹里のテーブルに、慎悟の姿を探しながら腰を下ろした。



「もう街中じゃ女の子達が、［blue］に行くか［fly］に行くかって話しで持ち切りだよ！勿論私も四日後応援に来るからねっ！」



樹里の話しだと［blue］本店の方で大々的に、二号店のオープン日を発表したらしい。