は?俺は聞き間違いかと思い、もう一度冗談混じりに聞き直した。



「ハハ♪今何て言った?」





由美は前の車の向こう…遠くに輝く夕日を眺めているような柔和な瞳をしている。





「…だから知ってるって…神が面白い事も…頼りになるって事も…誰よりも優しい事も…。」



夕日に照らされた由美の顔を見て一瞬ドキッとした…コラコラ…何を考えてるんだ俺は……。



由美が何時もの調子できてくれないと…なんか調子狂うな…。





俺は車の時計を見て、ドライブを切り上げる為コンビニでUーターンして街に向き直した。