ホスト 神

だがサラリーマンは一向に口を開く素振りが無い…俺に揚げ足を取られないよう慎重に言葉を選んでいる真っ最中だろう。




俺は待ってるのも馬鹿らしいくなり、キッチンにコーヒーを煎れに行き、マグカップ二つを持ってリビングのソファに座り、俺の前と由美の前にコーヒーを置いた。




今まで黙っていたサラリーマンが、その蛤のように堅く開じていた口を開く。





「あなたはさっき商売上顔を殴られたのは痛いと言いましたよね?…見た所水商売関係のお仕事をしているみたいですが…。失礼ですが、お仕事は何を…?」





水を打ったように静まり返るリビングだが、俺に言わせれば何も隠す事は無い。