ホスト 神

「勘違いして貰っちゃ困る…俺が本気になればアンタくらい一日で見つけ出せる。それにアンタも不倫の事で会社に乗り込まれたくないだろ?」



サラリーマンは静かに頷いた…俺はそれを確かめるように見定めて話しを続ける。



「俺の商売上、顔を殴られたのは痛いんだが、アンタの腰の入ってないパンチじゃ腫れそうもないから、金を取ろうとも思ってない。只由美が慰謝料を取りたいって言うなら、会社にだって家庭にだって乗り込む。これは由美だからじゃない。俺の友達なら俺は皆にそうしてやる。」





サラリーマンは少しカチンときたようだ…表情で感情が読める…単純な奴…。





由美は慰謝料なんて取るつもりは更々無いと、サラリーマンに告げているが、次の瞬間俺を強く睨みつけてきた。