ホスト 神

…遅い…日頃からジュンのパンチを見ている俺に言わせれば、蠅も一回止まって昼寝出来るぐらい遅い。



しかも腰も入ってないから、その拳が見るからに軽い…こんなパンチ避けるまでもない。





ビンタのような情けない肌を打つ音が響き、俺は殴られた瞬間に頬で押し返してやる。



恐らく今迄人を殴った事等無いのだろう…今度は信号機のように青褪めた顔色をしている…それを見ていた由美が、慌てて俺とサラリーマンの間に入った。



「止めて!神は関係無いの!私が勝手に神の家に来ただけだから…大丈夫神?」



俺は何ともないという顔をして頷き、それから気にいらなかったが、そのサラリーマンを家に上げて3人でリビングに行った。



リビングに行くと由美が冷蔵庫から氷を出し、それをビニール袋に入れて持ってきた。



「はい…神大丈夫?」