ぼくの 妹 姫




トンッ
戸が閉まると


ガク~~~~~~~
宙はうなだれて
私の上に倒れこんだ



宙の体重を身体に感じながら


ポンポン
宙の背中を優しく叩いて



「楽しいママだね」


「………楽しすぎるべ?」



泣き声みたいな宙の声



それでも いつの間にか私たちはベッドの上抱き合ってる




隣で花が「ミャーン」可愛いく鳴いてて


「………」


沈黙が部屋を包んだ



「――――――――――っ」


ガバァッ
宙が急に起き上がって急いでベッドを降りて行った



「蕾!!!!ベッドで寝るなっ」



怒ったように宙は言って



「……夕食、ごちそうになっていいの?」



「いいよ。食っていきな」



「わかった。」


ポケットからケータイを出して
お兄ちゃんにメールした