私とつばさは、明暗って感じだ。




自分で言うのもおかしいが、私は明るい方。でも、つばさは暗い方。





だから、自分なりに私達は明暗って感じがする。



家に着きすぐ
「ただいま〜。」
と言った。でも、家には誰もいない。ランドセルが投げ捨ててあった。私には弟がいる。小学5年生。





だから、ランドセルを玄関に投げっぱなしにし、遊びに行ってる。いつもそう。




「少しは自分の部屋に置いたりしないのかな?」
弟はだらしない。まぁ。私もそうかな。似た者同士だね。姉弟だしね。





そう思ってるとチャイムが鳴った。

私は急いで出てみた。
「はい。どなたですか?」
「つばさだよ。遊ぼッ!」



つばさだった。つばさ自ら遊びに来ることなんてないのに、どうしたんだろう?


私は玄関のドアを開けた。
「どうぞ。入って。」
つばさを中に入れた。