********** あれは 寒い冬の日 あの時 付き合っていたカレ、彰と クリスマスを 一緒に過ごそうと 約束した 私は 幸せで 幸せで 黒く澱む絶望に 気づかずにいた―… 「あーきらっ」 そう声を かけながら 彰に飛び付く私 『どした?』 そう振り向く彰に 「もうすぐ クリスマスだよー 本当楽しみっ」 『だなあ 楽しみだな』 そう返してくれた その言葉を本音だと 思ってた