「…じゃそろそろ仕事に戻るかな。藤代と待ち合わせしてんだ。」 気付けば結構な時間が経っていた。 「そっか、お仕事か。」 ハジメくんは階段を下りて、お母さんに挨拶をして外に出た。 「藤代さんにありがとうって伝えるの忘れないでね?…いってらっしゃい、頑張って!」 「おう。お邪魔しました。」 ハジメくんは直ぐに角を曲がって見えなくなった。 それから、藤代さんに貰ったさくらんぼをお母さんと一緒に美味しく頂きました。