「本っ当に気にしなくて良いんで、ほっといて下さい!」 「刑事としてほっとくわけにはいかないんだよ!」 刑事さんは少しイラついたのか、私の腕を引っ張った。 でも、私の腕にはたくさんの傷があるわけで… 「ぃ…っ」 痛さで、刑事さんの手を無理矢理振りほどいた。 そのとき、 …袖が少しめくれて、見えてしまったんだ。 赤黒く腫れあがった 私の、 腕が…。