「貴樹」

私は彼を呼んだ。

今からする事に対しての彼の反応を想像すると胸がワクワクした。

 
私の方を向いた彼の唇にすばやく口付けをした。


咄嗟の事に反応できなくて固まる彼に私は笑った。

これは私の彼に対する精一杯の愛の証。


楽しくて、ふと階段の下を見るて私は凍りついた。


そこには私をにらみ付けている明菜がいた。