結局、拓は廊下に立たされた・・・。 自業自得・・・。 キーンコーンカーンコーン―――――。 1時間目の授業が終わるチャイムがなった。 「教科書の97ページを読んでくる事!以上。」 それだけ言うと先生は教室を出て行った。 「拓、大丈夫かなー?」 あたしは千夏の背中をペンでつついた。 すると、千夏は顔だけあたしの方に向けた。 「様子見に行く?」 「うん!」 あたしと千夏は、先生が出て行ったのを確認すると廊下に出た。