─暴走族のお姫さま─




今日も昴さんは
黒いスーツを着ていて
大人っぽいような
近寄りがたいような
オーラを出していた。



昴さんを見送ると
あたしは部屋中を見回した。



けっこう散らかってるな…



そう思ったあたしは
片づけを始めた。



「ふぅ…」



一通り片づけを終わらせて
時計に目をやると
4時30分だった。



さっきキッチンを
片づけているときシンクには
カップラーメンの空ばかりが
あったのを見た。



きっとろくな食事を
取っていないはず。



そう思ったあたしは
何か作ってあげようと
スーパーに出掛けることにした。