─暴走族のお姫さま─




────………
───……



「……ん」



「おっ、起きたんか?」



あれ?



あたし…
車の中で──…



「心配しなくても大丈夫やで。
ココは俺ん家や」



あっ…そうなんだ…



「あの…
ありがとうございました。
明日には出ていきますから」



「何で出ていくねん。
帰る場所ないんやろ?
ほんならずっと
ココにおればええやん」



「えっ…でも…」



「ええねん!!
心配すんなや。
それに俺も帰ってきたとき
誰かおったら嬉しいし」



「……」



ココにいちゃって
いいのかな…



あたしは黙り込んでしまった。