あたしはお兄ちゃんに 諭されてソファーに座った。 「なに?」 「久しぶりに時間あるし 奈菜と話したいと思ってさ」 「ふふっ…そうだね。 こんなにゆっくり話せるの 久しぶりかもね」 「学校は楽しいか?」 「うん、楽しいよ。 お兄ちゃんはチームの方 忙しいの?」 「今はそうでもねぇ」 「そっか」 そこからは なぜか沈黙になってしまった。