いなくなる

美奈の記憶の中では利沙には幼馴染がいて、その幼馴染の友人に自分が特別な感情を持っていたような気がしているのだが・・・?


なぜだろう?その相手の名前も顔も思い出せない・・・?


「おかしいな・・・? 私の勘違いだったのかな・・・?」


「そうそう、美奈は妄想癖があるからね。誰かとデートをしたいて気持ちが強くなって妄想と現実の区別がつかなくなったんじゃない?」



「妄想癖って、利沙それひどーい!」



「ごめん、ごめん。でも、いいかげん私らも彼氏欲しいね・・・」



「うん・・・欲しいな・・・どこかに素敵な人いないかな・・・?」



美奈の思考からも、今の今まで感じていた疑問が消えてしまった・・・




その現象は、美奈と利沙だけでなく他の者達にも起きていた。





・・・3年D組のクラスから消えてしまった者たちに・・・





・・・関わりあう人々・・・・





・・・親、兄弟、親戚、友人、知人・・・






・・・記憶する人たち全員の思考から・・・






・・・雅樹たちは・・・・





・・・永遠に・・・





・・・いなくなる・・・


    


    [完]