何年か前の夜―

私は夢を見た…―







校舎裏…
制服の私…

「さよなら…」

いきなり告げられた
別れ…

その人は
見たこともない人だった…


でも……―

なぜか涙が溢れてきた…

どんなに拭いても
とまらなかった……

彼が立ち去っていく…


``行かないで!!!!''

叫んだ…
必死に叫んで追いかけた…

でも彼は振り返りもせず
歩き続けた…

必死に駆けた…
必死に手をのばした…



でも、追い付けなかった…



そして目が覚めた…


冷や汗をかいていた…
魘(ウナ)されていたらしく

布団が蹴散らせていた…


時計を見るとまだ

5時だった。。。