それから、夏の合宿のために必死に働いた私。






「何時まで仕事してんだよ」



夜、気づけば真っ暗になっていた社内。




声がした方を向くと潤さんが立っていた。







「あ、れ?今何時ですか?」




「12時過ぎてますけどー・・」



呆れ顔の潤さん



「お前さ、無理しすぎ、いくら終電気にしなくていいからって女の子がこんな時間まで仕事するのは良くないと思うよ?」



「女の子って、潤さんが私を女の子扱いするなんて初めてじゃないですか?」



「あのなー、」


「大丈夫!夏休みめいいっぱい取りたいんで、今終わらせておきたい仕事がいっぱいあるんです。」



「ふーん・・・」



「で、潤さんは泊まりですか?終電終わってますよ?」



「・・・わかってるよ~」






その日はコンビニに行くついでって潤さんが家まで送ってくれた。









そんな風に、時間も気にせず、毎日仕事に追われて・・・