「大分休んだだろ?そろそろお前探しに戻れば?」 『カルテからじゃ見つけるの難しいって。多分そのうち成仏するからそれまで楽しむ!』 さっき泣きそうな顔をしてた美緒はどこへ行ったんだ? 俺ばっかり必死になって なんかだんだん腹がたってきた… 「おい、お前どっかいけ」 俺は診察室の入り口のドアを開ける。 『嫌』 動こうとしない美緒の腕を掴み、 「その辺ふらついてろ。邪魔」 そう言い放って美緒を診察室から出すとドアを閉めた。