『だってそうかもしれないじゃん! あたし翔好きだし…』 ストレートだなぁ、おい。 今どきの若い子って皆こんなにストレートに言うのか? 「そんな事言われても死んだお化けとはどうしようもないからなぁ」 そんな思い残しどうしようもない。 まぁ、その可能性は無いって事は無いけれど。 『だーかーらぁーお化けじゃないってば!』 美緒が俺の脇腹を叩く。 「痛っ…」 幽霊なのに触れるからな…。 隣にそんなに温かくない美緒のぬくもりを感じる。