いつも通り、昼休みに中庭で昼食を食べる。 一つ…一つだけ、美緒に言いたい事があった。 「ネックレス…持っていけよ…」 ボソっと呟いてみる。 俺が買った服は持っていった癖に、ネックレスは持っていかなかった美緒。 捨てる事もできず、3ヶ月以上経った今も持っている。 これがある限り、美緒の事を忘れる事はない。 夢みたいだったけど…全部現実だって思い知らされるからな。