【完】俺の守護霊

真山先生に追い出され、俺は今度こそ病室へと向かう。







「ね、秘密って何？」







ちょっと気になった俺は隣を歩いている美緒に聞く。







「…知りたい？」






俺を見上げてニヤっと笑う美緒。






「知りたいって言うか…気になるだけ」







「あ、教えなーい」






「あっそ」






気になるけど…ま、いっか。







俺は部屋に入り、入院患者の診察を始めた。








とにかく元に戻って、美緒がどこにも行かず俺と行動するようになって、良かった。







また鬱陶しいと思う日が来るのかもしれないけど。