「別に。協力するって言ったからな」 静かにペンを動かす先生。 協力してくれる… その言葉もすごく嬉しい。 だけどね、 この病院だけでもあたしを探すの一苦労なのに、周りの病院でも探すのってかなり大変だと思う。 翔のノートにもすごい数の病院があったし。 このままお仕事しながら探させても見つかる確率は低いと思うし、いつまでたっても2人に負担ばっかりかけてしまう。 だからね… あたし、決めたんだ。 もう… 2人に迷惑をかけることはできない。