「私には凪しかいないのよ。あなたには、篠崎さんと言う友人がいるでしょ。私には凪しかいないの」 ―そういえば、美術部の活動で染伊さんだけ浮いていた。 「なのに…凪のこと何にもわからないあなたが凪をとらないで!」 最後の一言は染伊さんの怒鳴り声付き。