少しその名前にコンプレックスを抱いていた。 「そんなことないですよ」 凪は平然と言った。 それでも朔良には嬉しかった。 「…では、はじめましょう」 いつしか、凪は朔良のことが気になった。 凪はまだ恋などしたことなくて、初恋だった。