恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)





「先生ありがとう!」




居ても立ってもいれなくて、カバンを肩にかけた。




そしてすごい勢いで社会科準備室から出た。




宍倉は、ポケットからガムを出した。




…本当ならタバコを出したいくらいだ。




しかしここは、校内全禁煙だ。




だからガムで我慢した。