放課後… 家に帰りたくない、そんな思いから下校時間を過ぎても教室に居る。 校庭からは部活の音。 掛け声や喜ぶ声が聞こえる。 教室は静かなのに1人ではない気がする。 私にとって幸せの時間の1つかもしれない。 でも、この足音からそんな幸せが不幸に変わっていった。 やっぱり私はこういう運命なんだ… 私は気付つく事しか知らない。 スタ、スタ、スタ、スタ、 廊下に何人かの足音が響いた。 … 話声が聞こえる。