「ライカ!」
大きな背中を視界に捉えると、その脇から黒い塊を握っているバーナードの姿が見えた。そして、ライカが地面にへたり込む姿にセシエルは青ざめる。
「あ……っぶなかった~」
よれた声が聞こえて弾が外れたようだと安堵したが、次の弾も外れるとは限らない。セシエルは腰の後ろからハンドガンを抜き出し、男に照準を合わせる。
「バーナード!」
その姿にバーナードは体を強ばらせたが、男の戦意を削ぐことは敵わなかった。
「クリア!?」
窮地に陥る人間がやることは決まっている。
セシエルは撃たれることを覚悟して、自分も引鉄を絞った──二つの破裂音がほぼ同時に響き、男が先に倒れ込むのを確認したセシエルは膝をつく。
「クリア!」
「──っはあ。まったく。いつも、慎重に動け……って、言ってたろう、が」
「ご、ごめん」
途切れ途切れの言葉に、心配で顔をのぞき込もうとしたライカの視界に赤い液体が地面に広がっていった。
大きな背中を視界に捉えると、その脇から黒い塊を握っているバーナードの姿が見えた。そして、ライカが地面にへたり込む姿にセシエルは青ざめる。
「あ……っぶなかった~」
よれた声が聞こえて弾が外れたようだと安堵したが、次の弾も外れるとは限らない。セシエルは腰の後ろからハンドガンを抜き出し、男に照準を合わせる。
「バーナード!」
その姿にバーナードは体を強ばらせたが、男の戦意を削ぐことは敵わなかった。
「クリア!?」
窮地に陥る人間がやることは決まっている。
セシエルは撃たれることを覚悟して、自分も引鉄を絞った──二つの破裂音がほぼ同時に響き、男が先に倒れ込むのを確認したセシエルは膝をつく。
「クリア!」
「──っはあ。まったく。いつも、慎重に動け……って、言ってたろう、が」
「ご、ごめん」
途切れ途切れの言葉に、心配で顔をのぞき込もうとしたライカの視界に赤い液体が地面に広がっていった。



