それから数年が経ち、ライカとダグラスはそれそれ違うハイスクールに通うようになってからも、友人関係を続けていた。
ライカの成績はハイスクールに入ってもさしてふるわず、ダグラスが割と勉強が出来たことで、少しだが成績は上がった。
体格のおかげか、いじめられる事もないようだ。
気がつけば百八十センチのセシエルより十センチも高くなっていた。加えて、トレーニングをしている訳でもないのに、セシエルのふた回りは大きくなって妙な威圧感を放っている。
いじめを通り越して、怖がられるくらいになってしまったのは予想外だ。それでも、温和な性格だからか、仲良くしてくれる奴はいて安心した。
相変わらず指名手配犯の顔以外はなかなか覚えられず、仕事に同行させてはいても車から出ないようにと言いつけるしかなかった。
とにかく、今は俺の仕事を見ているだけでいい。焦って手伝わせても、最悪な事になるだけだ。この仕事での失敗は、死を意味するのだから。



