「ライカ。本当に、俺の仕事を手伝いたいか?」

「うん!」

 はきはきした返事にセシエルは「そうか」とつぶやき、笑みを浮かべて立ち上がる。

「今はまだ俺の仕事を見ているだけだがら真剣に考えなくていい。これからも何度か訊くことになる。そのときにはまた答えてくれ」

 将来、こいつがどう返事をするか解らない。むしろ、別の道を選んでくれればいいとさえ考えている。

「? うん」

 なんのことか解らないままライカは生返事をした。

 それに頷き、セシエルはハンドガンと弾薬を空いている箱に放り込んでコンテナを閉めた。




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