──とは言ったものの。さて、どうしたもんかね。こんな子供を連れてハンター稼業とは、大丈夫か俺……。
セシエルは買った玩具を手に帰路に就いていた。後見人についての話を聞いた帰りにトイショップに立ち寄ったのだ。
友人の子供に何度か買ったことはあるが、そのときとはまるで違う感覚に顔をしかめる。
後見人として、成人するまで責任を持つつもりで手続きのための話を聞きに行った。ライカには悪いが、養子にする気はない。
俺のような人間が養子を持つことは、あまり良いとは思えない。
責任を持つつもりではいるけれど、いつ死ぬか解らないこの仕事で、そんな保証は出来ない事も充分に解っている。
だったら、あいつが一人で生きていけるように、俺はサポートをしていこう。決意をして再度、手にある玩具を見やる。