歪んだ吉原くん。

その歪みがこれ以上大きくなる前に、彼の歪みを偶然とは言え知ってしまった私がやるべき事ってなんだろう。


悶々と一人で考えてみても答えなんて出るわけがないのは自分でもわかっていた。




まずは彼と話をしてみよう、そう思った。

正直、怖いけど。

2ヶ月以上お隣さんとして彼を認識していた私としては、想像以上の彼の行動に戸惑いを隠せない訳だけど、もしかすると私は彼の歪みを拡大解釈しすぎていらぬ恐怖感に怯えているんじゃないか、とも思う。

直接、話してみたら彼はこんな事をやめるかもしれない。
すごく小心者なのかもしれない、本当は。

本当はネット弁慶とか。