早口とか、慌てるとか。 焦るとか、俊敏とか。 速攻とか、即席とか。 多分、彼には必要ないような気がする。 ゆったりと、自分のペースを大事にして。 曖昧でもいい。 わからなければ、わからなくていい。 そういう微妙な感情も正当化してくれそうな空気を持っていて。 だから彼を見るといつも思う。 彼が吸ってるのは、みんなと同じ酸素みたいなありふれたものじゃないんだって。 彼の周りだけ、違う空気と違う時間が流れてるんじゃないかって。