月と太陽の恋愛関係


「うっわ、これうめぇー

お前も食えよ。」

「いいし別に、
腹減ってないから。」

「ふ~ん」


只今、ファミレスで食事中。

っつか、二宮だけだけど、


頭打たせたお詫び(?)みたいな感じで俺が奢り。

でも、二宮さっきからパフェとか、ハンバーグとか、ラーメンとか、無差別に食べてて俺が食えない。


こうしている間にもドンドン増える空っぽの皿と、金額。


「ぎゅるるるる~…」


腹の虫が悲し気に泣いてるけど、ここは我慢。


「すいませ~ん、この和風ハンバーグのセットお願いします。

えっと、それからカレーうどんと、イチゴパフェも、」

「えっ、ちょ…」

「何?何か文句ある?

お詫び」

「すいません。

何にも無いです。」


くそー…


こんな調子で2時間ほどファミレスで二宮の食べる姿を眺めて、

お腹はペコペコ、

財布は空っぽになってしまった俺。