月と太陽の恋愛関係

穏やかな寝顔で、


時々通り過ぎる風に眉をひそめたり、


呼吸をする度にスースーと寝息が聞こえたり、


お腹が上下したり、



その全てが今の俺を癒やしてくれた。

気が付けば、俺は二宮の顔のもの凄い近くまで自分の顔を近付けていた。


白いシーツの上にバラバラ、っと散らばる黒い髪、


二重の瞼、


薄いピンク色の潤った唇、


スッ、と通った高い鼻、


二宮ってこんなに顔整ってたんだー、とクスッ、と笑ったその時だった。