一体あれからどのぐらい経ったのか…

二宮…!


ふいに思い出した名前に辺りを見回す。


それでも目に入るのはただの保健室の風景だけ。

窓の外はもう暗い。


きっと夢だったんだ…。

夢ならもっと見させて欲しかった。


その時どっと、溢れ出した恐怖。

俺は学校をあとにした。